・中央公論新社 C-NOVELSファンタジア 九条菜月
20世紀初頭・ベルリン。人族の急速の発展の陰で居場所をなくした人ならざるものたちとの共存を目指して設立されたオルデンベルク探偵事務所。所員であるジークは、長期任務から帰還したとたん、人狼の少年・エルの養育を任される。そしてその頃、巷では人ならざるものによる連続殺人事件が起きていた…
「魂葬屋奇談」の九条菜月さんのデビュー作。
ミステリーに少しファンタジー色を加えた感じ。
イラスト担当は「闇の皇太子」シリーズの伊藤明十さん。
余り重々しい感じではなく、手軽に読める感じがよかった。
2010年01月17日
2010年01月16日
読了本「翼の帰る処2 鏡の中の空(下)」
・妹尾ゆふ子 「翼の帰る処2 鏡の中の空(下)」
〈黒狼公〉となったヤエトのもとに、第2皇子が治める隣国の博沙国から使者がやってくる。目的は沙漠に巣食う盗賊の捕縛という。盗賊団との話し合いに応じ彼らと接触したヤエトは、そこで自分の恩寵の力と対になる未来視の力を持つ女性と出会う。一方、兄皇子らの熾烈な後継争いを目の当たりにした皇女は、衝撃を受けながらもヤエトの助言を得て自らの進むべき道を模索し始めていたが…
相変わらず、厄介ごとに巻き込まれていくヤエトだが、倒れたり面倒くさいと言いながらきちんとこなしているからすごい。
皇女も兄たちの後継争いを目の当たりにして、どんどん頼もしくなっていっているし。
ヤエトとの会話も今巻もテンポ良く面白い。
次巻は出るのだろうか。
出るのなら速攻買うのだが。
〈黒狼公〉となったヤエトのもとに、第2皇子が治める隣国の博沙国から使者がやってくる。目的は沙漠に巣食う盗賊の捕縛という。盗賊団との話し合いに応じ彼らと接触したヤエトは、そこで自分の恩寵の力と対になる未来視の力を持つ女性と出会う。一方、兄皇子らの熾烈な後継争いを目の当たりにした皇女は、衝撃を受けながらもヤエトの助言を得て自らの進むべき道を模索し始めていたが…
相変わらず、厄介ごとに巻き込まれていくヤエトだが、倒れたり面倒くさいと言いながらきちんとこなしているからすごい。
皇女も兄たちの後継争いを目の当たりにして、どんどん頼もしくなっていっているし。
ヤエトとの会話も今巻もテンポ良く面白い。
次巻は出るのだろうか。
出るのなら速攻買うのだが。
2010年01月09日
読了本「翼の帰る処2 鏡の中の空(上)」
・妹尾ゆふ子「翼の帰る処2 鏡の中の空(上)」
北嶺太守として務めていた皇女が北嶺王に封ぜられるにあたり、相(尚書官の最高責任者)に任命されたヤエト。そして、ヤエトはその職務につりあうようにと、皇女の薦めで皇帝陛下直々に貴族に叙せられてしまう。それも空位となっていた4大公家の一つ〈黒狼公〉に。ますます隠居の夢から遠ざかり、病弱な身を押して黒狼公としての務めに奮闘するヤエトだが…
この巻での私のお気に入りのシーンは、皇帝陛下に直々に名を呼ばれ〈黒狼公〉に任ぜられるときのヤエトが心の中で「死にたい、今すぐ死ぬ、死なせてくれ」と叫ぶシーン。あとは、「死にたくないと思うことは、恥ではないのだぞ」と皇女がヤエトに言うシーン。自分が直視しないようにしてきたことを年端もいかない皇女に看破され、一瞬言葉をなくすヤエト。その後、「参ったか」という皇女も可愛い。とにかく、ヤエトと皇女の会話シーンはだんだんと巻を重ねるにしたがって面白くなっていると思う。
北嶺太守として務めていた皇女が北嶺王に封ぜられるにあたり、相(尚書官の最高責任者)に任命されたヤエト。そして、ヤエトはその職務につりあうようにと、皇女の薦めで皇帝陛下直々に貴族に叙せられてしまう。それも空位となっていた4大公家の一つ〈黒狼公〉に。ますます隠居の夢から遠ざかり、病弱な身を押して黒狼公としての務めに奮闘するヤエトだが…
この巻での私のお気に入りのシーンは、皇帝陛下に直々に名を呼ばれ〈黒狼公〉に任ぜられるときのヤエトが心の中で「死にたい、今すぐ死ぬ、死なせてくれ」と叫ぶシーン。あとは、「死にたくないと思うことは、恥ではないのだぞ」と皇女がヤエトに言うシーン。自分が直視しないようにしてきたことを年端もいかない皇女に看破され、一瞬言葉をなくすヤエト。その後、「参ったか」という皇女も可愛い。とにかく、ヤエトと皇女の会話シーンはだんだんと巻を重ねるにしたがって面白くなっていると思う。
2010年01月04日
読了本「KATANA(6) 胡蝶」 ほか
・かまたきみこ「KATANA(6) 胡蝶」
・妹尾ゆふ子「翼の帰る処(下)」
「KATANA」シリーズの第6巻。
襲のはからいで滉と彼の父との二人旅に。そして、またそこでも刀にまつわる事件に巻き込まれるのだが…
今巻は、前巻のオロチの一件もあってか、襲がやけにおとなしいというか可愛い。
拗ねたり、照れたりと忙しい。
「翼の帰る処」下巻は、皇女に療養を命じられて都にやってきたヤエトは、皇女の兄のもとに身を寄せながら都の情報を集めていたが、皇位継承権を巡る政争に巻き込まれていく。一方、北嶺でヤエトの帰還を待つ皇女の身にも陰謀の魔の手が忍び寄る。それを知ったヤエトは都を脱出し雪に閉ざされた北嶺へ向かうが…という内容。
相変わらずヤエトは気絶しっぱなしだが、この巻で私が一番お気に入りなのは、第3皇子に殺されそうになったヤエトを助けた皇帝陛下がのたまった「たぶらかし発言」。
やっぱり皇帝陛下も人の親なんだなあと思ってしまった場面だった。
・妹尾ゆふ子「翼の帰る処(下)」
「KATANA」シリーズの第6巻。
襲のはからいで滉と彼の父との二人旅に。そして、またそこでも刀にまつわる事件に巻き込まれるのだが…
今巻は、前巻のオロチの一件もあってか、襲がやけにおとなしいというか可愛い。
拗ねたり、照れたりと忙しい。
「翼の帰る処」下巻は、皇女に療養を命じられて都にやってきたヤエトは、皇女の兄のもとに身を寄せながら都の情報を集めていたが、皇位継承権を巡る政争に巻き込まれていく。一方、北嶺でヤエトの帰還を待つ皇女の身にも陰謀の魔の手が忍び寄る。それを知ったヤエトは都を脱出し雪に閉ざされた北嶺へ向かうが…という内容。
相変わらずヤエトは気絶しっぱなしだが、この巻で私が一番お気に入りなのは、第3皇子に殺されそうになったヤエトを助けた皇帝陛下がのたまった「たぶらかし発言」。
やっぱり皇帝陛下も人の親なんだなあと思ってしまった場面だった。
2010年01月01日
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします。
31日から降り出した雪が本日夕方には上がり、ほっと一安心。
私の住む地方では降る回数は少ないものの、降るとかなり積もるので。
おまけに雪が降ると、家の中が底冷えして寒いの何の。
とにかく降り止んでくれてよかった。
ということで、本日は1日家に閉じこもり状態だったこともあり、十分に読書を堪能する時間があったわけで…
読了本
・村田栞「東方妖遊記 心が紡ぐ第2の盟約」
・妹尾ゆふ子「翼の帰る処(上)」
1巻目を読んで、多分次巻も出ると予想した「東方妖遊記」シリーズの2巻目が出た。
たった一夜にして邑を滅ぼしたという妖を探している領主・楓牙王子と彼の占術師・累焔。晄と水妖の王・汪李も探索の手伝いをしていたが、楓牙たちと分かれた帰り道、黄河の川岸で倒れていた青年を見つけ、家に連れ帰る。だが、その青年は記憶を失っており、まるで幼子のような様子で…という内容。
まあ、話の流れとしては晄がまた一人妖を従えるわけだが、何でも変化できる也空に対抗心を燃やす汪李がちょっと可愛い。
腹黒兄さん・舜が裏から敵の攻撃を防ぐのも、前回と同じ展開かなとは思ったが、このシリーズが気に入っているので良しとしよう。
「翼の帰る処」は2巻の上・下巻まで出ているのだが、まだ1巻の上巻までしか読んでいない。
帝国の尚書官・ヤエトは辺境の北嶺に左遷されたと思っていた。これで夢の隠居生活に近づくと期待していたヤエトだが、いざ赴任してみると問題は山積み、北嶺人の馬鹿さ加減にいい加減うんざりしていた。病弱の身に鞭打つように仕事を処理していたヤエトだったが、そんなところに都から新太守がやってきたという知らせが届く。門前まで出迎えたヤエトはなぜか太守の副官に任ぜられてしまう。そして、彼の上官となる太守は、まだ14歳の皇女だった…という内容。
病弱で隠居生活が望みの主人公、それもまだ36歳なのに…というヤエトの苦労譚。
病弱のためか人生に対して淡々としているヤエトだが、皇女を諌めるときは諌めるという、やるべき事はきちんとやるという姿勢はさすがだなと思った。
ちょっとぶっ倒れすぎだろ〜と思うことはあったが、けっきょく納まるべき所に納まっているからすごいと思う。
31日から降り出した雪が本日夕方には上がり、ほっと一安心。
私の住む地方では降る回数は少ないものの、降るとかなり積もるので。
おまけに雪が降ると、家の中が底冷えして寒いの何の。
とにかく降り止んでくれてよかった。
ということで、本日は1日家に閉じこもり状態だったこともあり、十分に読書を堪能する時間があったわけで…
読了本
・村田栞「東方妖遊記 心が紡ぐ第2の盟約」
・妹尾ゆふ子「翼の帰る処(上)」
1巻目を読んで、多分次巻も出ると予想した「東方妖遊記」シリーズの2巻目が出た。
たった一夜にして邑を滅ぼしたという妖を探している領主・楓牙王子と彼の占術師・累焔。晄と水妖の王・汪李も探索の手伝いをしていたが、楓牙たちと分かれた帰り道、黄河の川岸で倒れていた青年を見つけ、家に連れ帰る。だが、その青年は記憶を失っており、まるで幼子のような様子で…という内容。
まあ、話の流れとしては晄がまた一人妖を従えるわけだが、何でも変化できる也空に対抗心を燃やす汪李がちょっと可愛い。
腹黒兄さん・舜が裏から敵の攻撃を防ぐのも、前回と同じ展開かなとは思ったが、このシリーズが気に入っているので良しとしよう。
「翼の帰る処」は2巻の上・下巻まで出ているのだが、まだ1巻の上巻までしか読んでいない。
帝国の尚書官・ヤエトは辺境の北嶺に左遷されたと思っていた。これで夢の隠居生活に近づくと期待していたヤエトだが、いざ赴任してみると問題は山積み、北嶺人の馬鹿さ加減にいい加減うんざりしていた。病弱の身に鞭打つように仕事を処理していたヤエトだったが、そんなところに都から新太守がやってきたという知らせが届く。門前まで出迎えたヤエトはなぜか太守の副官に任ぜられてしまう。そして、彼の上官となる太守は、まだ14歳の皇女だった…という内容。
病弱で隠居生活が望みの主人公、それもまだ36歳なのに…というヤエトの苦労譚。
病弱のためか人生に対して淡々としているヤエトだが、皇女を諌めるときは諌めるという、やるべき事はきちんとやるという姿勢はさすがだなと思った。
ちょっとぶっ倒れすぎだろ〜と思うことはあったが、けっきょく納まるべき所に納まっているからすごいと思う。
2009年12月29日
読了本「闇の皇太子 純愛の死神」 ほか
・金沢有倖「闇の皇太子 純愛の死神」
・篠原まり「イングールの天馬 黒の王子と月の姫君」(上・下)
「闇の皇太子」シリーズの第5弾。
日々、次期闇皇としての修行に励む后がある日出会ったのは、以前から噂のあったメイド式神の萌(もえ)。彼女は后に一目惚れをしたらしいが、后は彼女の余りの強烈なキャラに逃げるのに必死だ。そんなお互いの望みを叶えるべく、晴明の発案で修行と称したゲームをすることになるのだが…という内容。
いつもながらバカっぽいけど、ついつい買ってしまっているシリーズ。
毎回、后の能力の覚醒という見せ場があるところは、もうパターン化してしまっているのかな。
それはそれで良いんだけど。
まあ、半分はイラストで買っているところも大きいかも。
「イングールの天馬」は上・下巻同時発売だったらしい。
予言により結婚が決められたバーゼオン国のガイルズ王子とエルマス国のアリシア姫。
一度も会ったことがない二人は、互いの正体を隠したまま出会い惹かれあうが、予言の解釈を間違った〈帝国〉の刺客に命を狙われる。予言に翻弄されるガイルズとアリシアの未来は…という内容。
ファンタジーの王道的な要素はほぼ詰め込んである物語。
アリシアがしおらしい姫君ではなく、ガイルズとともに戦う姫君という点が、私的には好きなところかな。
・篠原まり「イングールの天馬 黒の王子と月の姫君」(上・下)
「闇の皇太子」シリーズの第5弾。
日々、次期闇皇としての修行に励む后がある日出会ったのは、以前から噂のあったメイド式神の萌(もえ)。彼女は后に一目惚れをしたらしいが、后は彼女の余りの強烈なキャラに逃げるのに必死だ。そんなお互いの望みを叶えるべく、晴明の発案で修行と称したゲームをすることになるのだが…という内容。
いつもながらバカっぽいけど、ついつい買ってしまっているシリーズ。
毎回、后の能力の覚醒という見せ場があるところは、もうパターン化してしまっているのかな。
それはそれで良いんだけど。
まあ、半分はイラストで買っているところも大きいかも。
「イングールの天馬」は上・下巻同時発売だったらしい。
予言により結婚が決められたバーゼオン国のガイルズ王子とエルマス国のアリシア姫。
一度も会ったことがない二人は、互いの正体を隠したまま出会い惹かれあうが、予言の解釈を間違った〈帝国〉の刺客に命を狙われる。予言に翻弄されるガイルズとアリシアの未来は…という内容。
ファンタジーの王道的な要素はほぼ詰め込んである物語。
アリシアがしおらしい姫君ではなく、ガイルズとともに戦う姫君という点が、私的には好きなところかな。
2009年12月26日
本日仕事納め
本日の業務は昨日で終わり、大掃除の一日だった。
ようやくこれで読書三昧な日々が送れると思っていたのだが、家の中を片付けなくてはならないという仕事が待っていた。
片付けは明日からということにしといて、最近の読了本は下記の2点。
・岡本賢一「ワイルド・レイン B覚醒」
・渡瀬悠宇「アラタカンガタリ〜革神語(5)」
「ワイルド・レイン」シリーズ第3巻目、最終巻は冒頭から?の世界だった。
舞台が変わったのかと思っていたらどうやら違うらしく、レインの意識が作り出した世界が舞台。なぜかパラ能力が使えなくなったレインは精神科医・ナカハラの助けを受け、自分を殺そうとするものたちから逃れるべく刑務所から逃走する。一方、レインのいた現実世界でも、リーやクレンたちがレインを助けようと動きだすが…という内容。
あとがきには森岡浩之氏の解説も載っている。
個人的にはこの後のレインの戦いを見てみたいような気もするが、これはこれで良い終わり方だとも思う。
「アラタカンガタリ」5巻目は、コトハに革がアラタではないことがばれてしまう。
ようやくといった感じだが、気づくのが遅すぎるよコトハ。
一方、現代のアラタはコトハに似た織部実名(おりべ いみな)に出会う。
織部は今のところ、アラタが革でないと気づいている唯一の人間。
そして、門脇もまた偶然アラタと革が入れ替わったことを知る。
革に対する屈折した感情を爆発させた門脇は、革を殺そうと動き出した「六の鞘」の一人・ハルナワと入れ替わりに天和国にやってくる。
門脇は「六の鞘」に請われるままに、革を殺すべく剣神「逐力(オロチ)」の鞘となるが…という内容。
門脇が天和国にやってきたことで革との争いは避けられない感じだが、次巻がそのあたりが描かれる模様。
また、入れ替わったハルナワの動向なども気になるところだ。
ようやくこれで読書三昧な日々が送れると思っていたのだが、家の中を片付けなくてはならないという仕事が待っていた。
片付けは明日からということにしといて、最近の読了本は下記の2点。
・岡本賢一「ワイルド・レイン B覚醒」
・渡瀬悠宇「アラタカンガタリ〜革神語(5)」
「ワイルド・レイン」シリーズ第3巻目、最終巻は冒頭から?の世界だった。
舞台が変わったのかと思っていたらどうやら違うらしく、レインの意識が作り出した世界が舞台。なぜかパラ能力が使えなくなったレインは精神科医・ナカハラの助けを受け、自分を殺そうとするものたちから逃れるべく刑務所から逃走する。一方、レインのいた現実世界でも、リーやクレンたちがレインを助けようと動きだすが…という内容。
あとがきには森岡浩之氏の解説も載っている。
個人的にはこの後のレインの戦いを見てみたいような気もするが、これはこれで良い終わり方だとも思う。
「アラタカンガタリ」5巻目は、コトハに革がアラタではないことがばれてしまう。
ようやくといった感じだが、気づくのが遅すぎるよコトハ。
一方、現代のアラタはコトハに似た織部実名(おりべ いみな)に出会う。
織部は今のところ、アラタが革でないと気づいている唯一の人間。
そして、門脇もまた偶然アラタと革が入れ替わったことを知る。
革に対する屈折した感情を爆発させた門脇は、革を殺そうと動き出した「六の鞘」の一人・ハルナワと入れ替わりに天和国にやってくる。
門脇は「六の鞘」に請われるままに、革を殺すべく剣神「逐力(オロチ)」の鞘となるが…という内容。
門脇が天和国にやってきたことで革との争いは避けられない感じだが、次巻がそのあたりが描かれる模様。
また、入れ替わったハルナワの動向なども気になるところだ。
2009年12月13日
読了本「碧空の果てに」 ほか
・濱野京子「碧空の果てに」
・岡本賢一「ワイルド・レイン A増殖」
「碧空の果てに」は角川書店の「銀のさじ」シリーズの中の一冊。
ユイ国のメイリン姫は、人並みはずれた大力を持つ17歳。父は早く婿を取ろうと躍起になるが、メイリンは自分がもっと自由に生きられる場所を求め、男の格好をして国を出奔する。そうしてたどり着いたのが、賢者の国・シーハン。そこでメイリンは、足が不自由ながらも鋭い頭脳で国を守る美貌の青年首長・ターリと出会う。ターリの従者・ティルーとして仕えることになったメイリンは、孤独だったターリと次第に心を通わせていくが…
悪態をつくターリに手厳しいことを言うメイリンだが、その中にもお互いのことを想っている二人が良い。どう生きるかをいつも模索して前向きに生きているメイリンの姿は、ターリでなくとも心を打つものがあった。ターリとメイリンのような関係も、また一つの男女の形だと思った。
「ワイルド・レイン」シリーズの第2弾。テグタニオ空間からの刺客、第1動的力(ファースト・ロコンゴ)・ラギを倒したレインの前に、第2動的力(セカンド・ロコンゴ)・ルルナナという少女が現われる。娘のチュリアの忠告にしたがい、戦いを避けようと何とかルルナナを説得しようとするレイン。苦慮するレインをよそに、第3動的力(サード・ロコンゴ)までもが現われて…
前巻の終わり方からしてまだまだレインの戦いは続くと思っていたけど、今巻のレインはあまり戦いに積極的ではない。戦いより自分の過去の記憶を探ることにますます力を入れている。次巻はどうなるのか楽しみだ。
・岡本賢一「ワイルド・レイン A増殖」
「碧空の果てに」は角川書店の「銀のさじ」シリーズの中の一冊。
ユイ国のメイリン姫は、人並みはずれた大力を持つ17歳。父は早く婿を取ろうと躍起になるが、メイリンは自分がもっと自由に生きられる場所を求め、男の格好をして国を出奔する。そうしてたどり着いたのが、賢者の国・シーハン。そこでメイリンは、足が不自由ながらも鋭い頭脳で国を守る美貌の青年首長・ターリと出会う。ターリの従者・ティルーとして仕えることになったメイリンは、孤独だったターリと次第に心を通わせていくが…
悪態をつくターリに手厳しいことを言うメイリンだが、その中にもお互いのことを想っている二人が良い。どう生きるかをいつも模索して前向きに生きているメイリンの姿は、ターリでなくとも心を打つものがあった。ターリとメイリンのような関係も、また一つの男女の形だと思った。
「ワイルド・レイン」シリーズの第2弾。テグタニオ空間からの刺客、第1動的力(ファースト・ロコンゴ)・ラギを倒したレインの前に、第2動的力(セカンド・ロコンゴ)・ルルナナという少女が現われる。娘のチュリアの忠告にしたがい、戦いを避けようと何とかルルナナを説得しようとするレイン。苦慮するレインをよそに、第3動的力(サード・ロコンゴ)までもが現われて…
前巻の終わり方からしてまだまだレインの戦いは続くと思っていたけど、今巻のレインはあまり戦いに積極的ではない。戦いより自分の過去の記憶を探ることにますます力を入れている。次巻はどうなるのか楽しみだ。
2009年12月11日
ブログを書く時間も惜しいほど…
最近、どうにも本が読みたくてたまらない。
マンガ、小説に限らず、次の日が出張で早く出掛けなくてはならない日でも。
どうしたんだろう、私。
おかげで寝不足気味で、仕事中に舟をこぐこともしばしば。
やばいやばい
最近の読了本というと…
・木下祥「マルゴの調停人 鬼の哭く森」
・原作:たかしげ宙 漫画:曽我篤士「緑の王」1〜7巻
・真坂和義 小説「緑の王 another story」
・森薫「乙嫁語り」1巻
・鮎川はぎの「横柄巫女と宰相陛下」
・鮎川はぎの「横柄巫女と宰相陛下 ノト、王宮へ行く!」
「マルゴの調停人」シリーズは下の記事
の続編。
賢斗がどんな調停人になっていくかも見てみたいが、守護人・ハビがいいキャラだった。
「緑の王」シリーズは、コミックレンタルで7巻まで一気読みし、小説が出ていると知って古本市場で購入。
小説はサイドストーリーといった感じで、本編のほうはというとこんな終わり方なの?という、ちょっと拍子抜けした感じだった。
まあ、掲載誌の休刊で打ち切りのような形で終了してしまったので仕方がないといえば仕方がないが…第2部を描いていただけるなら喜んで読むのになあ。
「乙嫁語り」は「エマ」の森薫さんの作品。
相変わらず描写が細かく華麗で、カラーだったらうっとりしてしまうんだろうか。
内容は、19世紀・ユーラシア大陸を舞台にした話で、遊牧民・カルルクのもとにアミルが嫁としてやってくる。
カルルク・12歳、アミル・20歳。
姉弟のような関係になるのかと思いきや、勇敢さとやさしさを併せ持つアミルにカルルクも惹かれていく。
8歳の年の差をこえて愛を育んでいく二人。
だが、アミルを取り戻そうとアミルの兄たちがやって来て…という気になるところで1巻が終わっている。
「横柄巫女と宰相陛下」は、横柄巫女という言葉につられて購入。
無表情で不器用な巫女見習いのノトは言葉が足らずに他人から横柄だと誤解されているが、ほんとうはやさしく素直な女の子。
聖地にやってきたシリウス王国の「宰相陛下」ことカノンとともにごたごたに巻き込まれ、神殿の地下に落ちたノトは二人で力をあわせて地上に出るべく奮闘する。
最初は話がかみ合わない二人だが、不器用でもがんばるノトの姿が印象的だった。
長々と書いてしまったが、今現在読んでいるのは下記の小説。
・岡本賢一「ワイルド・レイン」@触発 A増殖 B覚醒
内容は、まあ一言で言ってしまうと「サイキックもの」かな。
主人公のレインは高いサイ能力(超能力)を持っているが、最愛の女性を助けられなかったことから能力を使うことを怖れていた。
世話になったバリー博士から助けを求められてもその戦いにも積極的ではなく、むしろ自分のオリジンに深刻な関心を寄せている。
まだ「@触発」を読んだばかりだが、けっこう面白い。
「謎の空間・テグタニオ」という設定がなんともSFチックで良い感じだ。
マンガ、小説に限らず、次の日が出張で早く出掛けなくてはならない日でも。
どうしたんだろう、私。
おかげで寝不足気味で、仕事中に舟をこぐこともしばしば。
やばいやばい
最近の読了本というと…
・木下祥「マルゴの調停人 鬼の哭く森」
・原作:たかしげ宙 漫画:曽我篤士「緑の王」1〜7巻
・真坂和義 小説「緑の王 another story」
・森薫「乙嫁語り」1巻
・鮎川はぎの「横柄巫女と宰相陛下」
・鮎川はぎの「横柄巫女と宰相陛下 ノト、王宮へ行く!」
「マルゴの調停人」シリーズは下の記事
賢斗がどんな調停人になっていくかも見てみたいが、守護人・ハビがいいキャラだった。
「緑の王」シリーズは、コミックレンタルで7巻まで一気読みし、小説が出ていると知って古本市場で購入。
小説はサイドストーリーといった感じで、本編のほうはというとこんな終わり方なの?という、ちょっと拍子抜けした感じだった。
まあ、掲載誌の休刊で打ち切りのような形で終了してしまったので仕方がないといえば仕方がないが…第2部を描いていただけるなら喜んで読むのになあ。
「乙嫁語り」は「エマ」の森薫さんの作品。
相変わらず描写が細かく華麗で、カラーだったらうっとりしてしまうんだろうか。
内容は、19世紀・ユーラシア大陸を舞台にした話で、遊牧民・カルルクのもとにアミルが嫁としてやってくる。
カルルク・12歳、アミル・20歳。
姉弟のような関係になるのかと思いきや、勇敢さとやさしさを併せ持つアミルにカルルクも惹かれていく。
8歳の年の差をこえて愛を育んでいく二人。
だが、アミルを取り戻そうとアミルの兄たちがやって来て…という気になるところで1巻が終わっている。
「横柄巫女と宰相陛下」は、横柄巫女という言葉につられて購入。
無表情で不器用な巫女見習いのノトは言葉が足らずに他人から横柄だと誤解されているが、ほんとうはやさしく素直な女の子。
聖地にやってきたシリウス王国の「宰相陛下」ことカノンとともにごたごたに巻き込まれ、神殿の地下に落ちたノトは二人で力をあわせて地上に出るべく奮闘する。
最初は話がかみ合わない二人だが、不器用でもがんばるノトの姿が印象的だった。
長々と書いてしまったが、今現在読んでいるのは下記の小説。
・岡本賢一「ワイルド・レイン」@触発 A増殖 B覚醒
内容は、まあ一言で言ってしまうと「サイキックもの」かな。
主人公のレインは高いサイ能力(超能力)を持っているが、最愛の女性を助けられなかったことから能力を使うことを怖れていた。
世話になったバリー博士から助けを求められてもその戦いにも積極的ではなく、むしろ自分のオリジンに深刻な関心を寄せている。
まだ「@触発」を読んだばかりだが、けっこう面白い。
「謎の空間・テグタニオ」という設定がなんともSFチックで良い感じだ。
2009年11月14日
読了本「マルゴの調停人」
中央公論新社 C・NOVELSファンタジア 木下祥 イラスト:田倉トヲル
〜STORY〜
単身赴任中の父親に会うため、春休みを利用してアルゼンチンまでやってきた高校生・西村賢斗(にしむら けんと)。観光でまわっていたボカで、行きの飛行機で知り合った八束勲(やつか いさお)・イサと再会した賢斗。この再会が賢斗を思いもよらない方向へと導くこととなった。ギャングに拉致されるも、イサのマネージャーだという佐々木に助けられた賢斗。そんな賢斗に佐々木は、あちらとこちらの境界(マルゴ)の向こう、人ならざるものが暮らす世界―で起こった諍いをおさめる「調停人」にならないかと誘うのだが…
剣も魔法も出てこないファンタジーではあるが、それはそれで面白かった。
「中間を知る」という能力に秀でた賢斗が、諍いをおさめるために両者をいかにして調停のテーブルにつかせるかという、ある意味経験とテクニックが必要とされることを先輩調停人・ノエルの助けを借りてやってのけた過程が丁寧に描かれており、この作品の醍醐味だろうと思う。
続巻は現在読書中。
内容は、賢斗が「調停人」になる決意をし、その勉強のためにイギリスに行くまでの短い期間に起きた出来事が描かれている。
〜STORY〜
単身赴任中の父親に会うため、春休みを利用してアルゼンチンまでやってきた高校生・西村賢斗(にしむら けんと)。観光でまわっていたボカで、行きの飛行機で知り合った八束勲(やつか いさお)・イサと再会した賢斗。この再会が賢斗を思いもよらない方向へと導くこととなった。ギャングに拉致されるも、イサのマネージャーだという佐々木に助けられた賢斗。そんな賢斗に佐々木は、あちらとこちらの境界(マルゴ)の向こう、人ならざるものが暮らす世界―で起こった諍いをおさめる「調停人」にならないかと誘うのだが…
剣も魔法も出てこないファンタジーではあるが、それはそれで面白かった。
「中間を知る」という能力に秀でた賢斗が、諍いをおさめるために両者をいかにして調停のテーブルにつかせるかという、ある意味経験とテクニックが必要とされることを先輩調停人・ノエルの助けを借りてやってのけた過程が丁寧に描かれており、この作品の醍醐味だろうと思う。
続巻は現在読書中。
内容は、賢斗が「調停人」になる決意をし、その勉強のためにイギリスに行くまでの短い期間に起きた出来事が描かれている。
